2017年3月25日(土)、新宿club SCIENCEにて、「姫スパ2ndワンマン＆杉本美沙輝15歳生誕祭」が開催された。
ライブは、2人の「コント：選手宣誓」からスタート。1曲目はAKB48のカバー「大声ダイヤモンド」。2人のパワフルな歌声と全力のダンスに、会場はあっという間に「姫スパワールド」に変わる。熱い空気に包まれたまま、2曲目の「フリーダム少女快進撃」「コント：お化け屋敷」を披露。姫スパらしいパワー溢れるパフォーマンスで、観客のコールにも熱が入る。

 
続いて披露したのは、「マジカルカラー」。麻奈月さんのカラーである「紫」と、美沙輝さんのカラー「オレンジ」の2色のサイリウムで会場が染まり、幻想的な雰囲気に包まれる。次に披露されたベイビーレイズJAPANのカバー「夜明けBrand New Days」では、客席のボルテージは早くも最高潮に！美沙輝さんが「お前らもっと声出せるだろ！もっともっと出していけよ！」と客席を煽ると、ファンのコールは雄たけびに変わる。そしてそのまま まねきケチャのカバー「きみわずらい」を披露。全力で歌う2人を見て、観客は手拍子とコールで曲をさらに盛り上げる。

 
「きみわずらい」を歌い切ると、「コント：学園アイドル」に突入。学園祭の日、生徒の麻奈月さんと美沙輝さんが体育館へ、軽音部と演劇部を見に行くところからスタートする。会場全体を体育館に見立て、客席のファン達を指さして「おじさんたちがたくさんいるよ・・・」と姫スパ恒例のファンいじりが始まる。学園祭に来ていた ”顔もスタイルも抜群で歌とダンスが超絶うまい大人気学園アイドル 姫君のスパークリング” として「パーフェクトなチラリズム」を披露。軽快なリズムが特徴的なこの楽曲から、ピコピコハンマーと日本刀のオモチャを使ってパフォーマンスする「Weakest Braver」へと続ける。姫スパらしさ全開のパフォーマンスで会場を圧倒した。

 
ここで、一度ステージからはけた麻奈月さんが、美沙輝さんの誕生日ケーキをもって登場。会場には「ハッピーバースデートゥーユー」が流れ、ファン達から美沙輝さんへプレゼントが贈られた。「ありがとう」と少し照れたような表情でお祝いを喜ぶ美沙輝さんに、なんと美沙輝さんのお母さんから手紙のプレゼント。その場で手紙を読み上げた麻奈月さんが大事な場面で「噛み噛み」になってしまうハプニングもあったが、姫スパらしい暖かな空気に包まれた生誕祭となった。15歳の抱負を聞かれた美沙輝さんは「みんなのおかげで美沙がここに立っていられるんだと思います。正直辞めたいって思った時もあるけど、舞踏会(ライブ)をするとみんなが楽しかったって言ってくれるから嬉しくて、それで続けようって思えた。良い所は数えるくらいで悪い所は数えられないくらいあるけど、完璧なアイドルじゃないかもしれないけど、これからも頑張っていくのでみんな姫スパについてきてください。今日は本当にありがとうございます」と、涙ながらに想いを語った。

  
生誕祭のしんみりムードは麻奈月さんの「新曲発表します！」との一声で吹き飛び、客席は一気にテンションマックスに！新曲のタイトルは「凡才ガール」。アッパー系でとことん騒げる楽曲が多い姫スパには珍しい、一つ一つの歌詞が胸にしみわたるような優しい曲に仕上がっている。いつもは太陽のように明るく暴れまくる2人の ゆったりとのびやかな歌声に、観客たちは静かに聞き入った。

 
そして唐突に始まる「コント：屋台デート」。たこやきを食べさせてほしいとねだられた麻奈月さんが「オタクに食べさせてもらいなよ」と言い放ち、美沙輝さんが「嫌や」と即答。あまりの即答ぶりに、会場は笑いに包まれた。結局美沙輝さんに「あーん」してたこやきを食べさせてあげる麻奈月さん。それを見守る観客たちをいじり「おじさんたちがずーっと見てくるけど・・・もしかして ”百合” やと思われてるのかなぁ？」と、そのまま「ユリコイ乙女」に突入。姫スパの代表曲のひとつである「ユリコイ乙女」のあとは、こちらもまた姫スパの代表曲「noisyなdays」。激アツな流れに、会場はこの日一番の大きな盛り上がりを見せた。

  
ここでこの日の演目は終了・・・かと思いきや、「この次はアンコールです。よろしくお願いいたします」と姫スパらしいアンコールへの導入で客席を沸かせる。暗くなった会場に ”アンコール”コールが響き渡ると、衣装チェンジした美沙輝さんが登場！オレンジのサイリウムで会場が染まり、アイドルマスターシンデレラガールズのオープニング曲「お願いシンデレラ」のイントロが響く。曲が始まると麻奈月さんもステージに現れ、2人は疲れを感じさせないパワフルで息のあったパフォーマンスを披露した。「お願いシンデレラ」を歌い切った2人は、今回のワンマンの感想と今後の目標を順番に発表。なんとも姫スパらしいコメントで、観客を笑顔にした。

 
最後の楽曲は、「アイドルとオタク（2016ver）」。暴れん坊で可愛くて、デンジャラスな姫スパの魅力がたっぷり詰まったこの楽曲で「姫スパ2ndワンマン＆杉本美沙輝15歳生誕祭」は幕を閉じる・・・と思われたが、麻奈月さんの「これで本当に終わっちゃうの！？時間余ってない！？」との呼びかけで、最後にもうだけ1曲披露できることに。ファン達の多数決により、もう1度「noisyなdays」を歌った姫スパ。最後の最後まで全力全開のパフォーマンスで会場を「姫スパワールド」に染めた2人に盛大な拍手と声援が贈られた。最初から最後まで、姫君のスパークリングと ”スパ族”の強い絆を感じる舞踏会となった。

姫君のスパークリングに今回のワンマンの感想をいただきました！

今日を持ちまして、約2か月間にわたる姫君のスパークリングも連載が終了いたします。
また機会がありましたら取材させていただくこともあるかと思いますので、今後も姫君のスパークリング、アイドルウォーカーをよろしくお願い致します。